断食の大きな悩みと言えば、ご飯を食べない分、食べたいと言う『食欲』が出てしまうことです!
しかし、
それとは反対に、断食には食欲を抑制する効果もあります!
んん!?
って感じですが、
不思議ですが、断食には食欲抑制効果もあるため、慣れてくると続けやすくなってくるんです。
ってことで、今回はプチ断食の食欲抑制効果について。
断食には食欲を適度に抑制してくれる効果がある!グレリンの働きについても簡単に解説
プチ断食と言えば、
一定時間食事をしない(一定の間断食する)のが基本ですが、
一定の時間ご飯を食べなかったらどうなるのか?
って、これは当たり前ですが、お腹が減ってご飯を食べたいと思ってきます。
これが『食欲』です!
プチ断食やファスティング、ダイエットなんかではやっかいな天敵ですよね!
断食中の空腹感を抑える方法はこちらを参照↓
食欲がでる理由は『グレリン』の作用と役割にある
普段は食事から糖質などのエネルギーとなる栄養を摂取しているけれど、
断食で食事を抜けば、身体からはどんどん糖質と言う名のエネルギーが使われて減少し、
そのエネルギー(糖質)を補充するために「食事を摂らないと!」となって食欲が沸いてきます。
その空腹の時に出てくるのが、胃から分泌される食欲増進ホルモンとも言われる『グレリン』と言うホルモンです。
このグレリンと言うホルモンは食欲を増進するたけではなく、
- 成長ホルモンの分泌を促す
- 胃腸などの消化管の運動機能を高める
- 運動意欲も高めてくれる
とも言われ、
このホルモンがあるから人は成長できるし、成長しよう!と思わされ行動させられる重要なホルモンです!
グレリンが出なくて食欲がなく、めんどくせぇってご飯食べなかったそのまま動けなくなってしまうので、、、
(そんな単純じゃないですが、オーバーに表現してます)
そのグレリンの働きで食欲が出ることで、
何かあった時のために食べたものをエネルギーとして蓄えてくれるように脂肪として貯蔵するように働きかけます。
そのため、グレリンはなくてはならない必要なホルモンですが、ダイエットや断食ではいささか厄介者と思われがち。
しかし、肥満などでも食欲が止まらない場合は、レプチンの抵抗性も高く、グレリンが過剰分泌されて暴走してしまっている状態なので、
このグレリンを必要以上に働かせなければいいってことです。(程よく抑えてあげる)
それをできるのがプチ断食です!
グレリンとは拮抗的に働く食欲抑制ホルモン『レプチン』についてはこちらを参照↓
こちらの『レプチン』を活性化させるのもダイエットや食欲抑制に効果的です!
ケトン体によって食欲が抑制(グレリンの働きを抑制)する
断食をすると、半日以上経過したくらいに体内の貯蓄糖質が枯渇し、
体内に糖質がないから、その代わりとして体の脂肪を分解して燃焼する事でケトン体と言う物質が血液内に分泌され全身のエネルギーとなります。
その脂肪分解が断食で痩せやすくなる理由の1つなんですが、
今回はその脂肪を分解した時に出るケトン体です!
ケトン体の『βヒドロキシ酪酸』がグレリンの働き(過剰な食欲)を抑える
ケトン体には『βヒドロキシ酪酸』という物質が含まれ、そのβヒドロキシ酪酸が過剰に出ているグレリンの働きを適度に抑制してくれます。(落ち着かせてくれる)
グレリンは食欲を増進させるホルモンでもあるため、
ケトン体の働きによって過剰なグレリンの働きかけを適度に抑えることは食欲を抑えることと同じになります。
そのため、プチ断食では、
- 初めの数時間は空腹感で食欲が高まる
しかし、半日程度断食すれば、
- ケトン体によってグレリンの働きが少し抑制され、それと同時に食欲も適度に抑制される
と、言った感じになります。
初めはケトン体によってグレリンが抑制されても、グレリンが過剰に暴走しているので抑えがなかなか効きにくいかもしれませんが、
数日~1週間程度プチ断食を続ければ、
グレリンの暴走も少しずつ更正され、無駄な食欲を抑えられるようになってきます。
何事も焦らず継続する事が大切と言われますが、身体の反応もまさにその通りですね♪
このように、
プチ断食はホルモンバランスを整える働きもあるので、ダイエットだけではなく健康的になりたい人は1度チャレンジしてみてもいいかもしれませんね♪
オススメのプチ断食はこちらです↓
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